話題のテーマパーク「ムーミンバレーパーク」が16日に埼玉・飯能市内にオープンした。

ムーミンらキャラクターが見守る中、大久保勝飯能市長らが出席してテープカットセレモニーが行われ、待ちに待った開場を祝った。

この施設は(株)ムーミン物語が運営するテーマパーク「メッツァ」の有料エリアで、自然に囲まれた同市・宮沢湖に造成された。昨年11月に先行オープンした北欧のライフスタイルを体験できる無料エリア「メッツァビレッジ」に隣接したもので、ムーミンの物語を肌で感じることができる。年間入場者数は2エリア合計で100万人あまりを見込んでいる。

開場に際し、(株)ムーミン物語の渡辺基樹代表取締役は「平成最後のテーマパークとして、新しい時代にふさわしいものにできると思う。ハリウッド型と違い、来られた方々の幸福度が高まるパークにしたい」とその特長を強調した。地元の大久保市長は「ここは飯能はもちろん、埼玉、日本の宝になる。ムーミンには人を応援する心があるので、ここを人を思いやる心の聖地にしたい」と話し、この日に同市の平和都市宣言も行った。

飯能市では毎年、国内最大の2日間ウオーキング大会「飯能新緑ツーデーマーチ」(飯能市、日刊スポーツ新聞社ほか主催)が行われており、5月25、26日の第17回大会では、26日に「メッツァビレッジ」を通るコースが設定されている。