安倍晋三首相は7日、緊急事態宣言を出した。新型コロナウイルス感染症対策本部会合で発令した。

対象地域は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県で、期間は5月6日まで。

 

【緊急事態宣言で生活はどうなる?アラカルト】

◆スーパー、コンビニ  原則、通常どおり営業

◆百貨店 三越伊勢丹ホールディングスは、三越日本橋本店や伊勢丹新宿本店など首都圏の6店舗を、8日から食品フロアを含む全館で臨時休業。営業再開は宣言解除後としている。7都県の小型店27店も休業し、福岡の3店の営業は別途判断する。J・フロントは大丸東京店や心斎橋店など東京、大阪、兵庫、福岡の7店を全館休業。2店は食品フロアだけ営業する。松屋銀座と松屋浅草は全館休業。東武百貨店の池袋本店と船橋店、小田急百貨店の新宿店と町田店は食品フロアのみ営業。

◆ドラッグストア 原則通常通り営業。時間短縮の店舗も

◆鉄道など 政府は、特段の減便要請は行わない。JR東日本は、現段階では通常通り運行。列車の減便や終電繰り上げの予定もない。東京メトロや私鉄も通常通り。一方、神奈川・久里浜-千葉・金谷間を結ぶ「東京湾フェリー」は9日から24日まで減便、1日6往復とする。

◆航空 日本航空は4月8~12日の国内線をさらに減便。羽田や大阪(伊丹)と各地を結ぶ路線などを対象に、グループで計769便減らす。13日以降の減便も近く公表予定。減便対象には新千歳や中部、福岡、鹿児島などを発着する便も含まれる。

◆娯楽施設 全国でボウリング場などのレジャー施設を展開するラウンドワンは、全103店舗を5月6日まで休業。パチンコ店運営のマルハンは7都府県の全101店舗を休業する。

◆銀行 店舗、ATMは通常通り営業。入店施設の状況で営業時間変更も。

◆携帯電話 NTTドコモやKDDI(au)など 携帯電話の販売店は営業時間短縮や、来店時の予約徹底で来店者を絞り店舗内の混雑を避けるなどして、営業を続ける。