自民党総裁選は29日、都内のホテルで投開票が行われ、第1回投票でトップになった岸田文雄前政調会長(64)と、2位の河野太郎行革相(58)の上位2人の決選投票の結果、岸田氏が257票と、170票の河野氏を上回り、新しい総裁に選出された。

決選投票の内訳は、岸田氏が議員票249票、党員票8票。河野氏が議員票131票、党員票39票だった。

この日は、午後1時から所属国会議員による投票を実施。岸田氏が議員票146票、党員票110票の計256票を獲得し、1位になった。

事前の予想では河野氏がトップになるとみられたが、議員票86票、党員票169票の計255票と、岸田氏より1票少なく、まさかの2位。河野氏は議員票で、高市早苗前総務相(60)にも敗れ、想定外の3位となった。

推薦人20人からの伸び悩みが伝えられていた野田聖子幹事長代行(61)は、議員票が34票と、予想よりも10人以上積み増し、党員票29票と合わせて計63票となった。

なおこの日の有効投票数は議員票380票、党員票382票の計762票で、過半数は382票。