小泉進次郎環境相(40)は1日、菅内閣の閣僚として最後となる閣議後会見を行い、岸田文雄新総裁が率いる新政権に期待を寄せた。

先月29日の自民党総裁選では河野太郎行革相を支援し「完敗でした」と受け止めたが、環境相として尽力してきた環境エネルギー政策の方向性継続を願った。今月には国際外交としてG20、さらには第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)も開催されることに触れながら「主要議題は気候変動だ。まずは日本の新しい総理が気候変動対策にどのような思いで臨むのかを、日本の方向性は揺るぎがないことを世界に発信していただきたい」と注文。その上で「再生可能エネルギー最優先の原則、原発は依存度の低減をしていくことは大きな方向性ですから、オープンな場での議論抜きに大きく曲げられることは、現実として考えられない」と述べた。

また、菅政権で培った環境、エネルギー政策の方向性について「いかなる立場であろうともカーボンニュートラルに対する方向性は法律で示していますから変わりません。日本の次世代の産業雇用を創出すべく、しっかりと前に進めていきたい」と強調した。