現職と新人計6人の争いになった千葉県市川市長選は27日、投開票され、元衆院議員の田中甲氏(65)が、再選を目指した現職の村越祐民氏(48)ら5人を破って、初当選した。
前回18年市長選では、法定得票数を満たす候補がいなかったことに伴う再選挙の末、村越氏が田中氏らを破り、市長に就任した。しかし、在職中、市長室にガラス張りのシャワー室を設置したり、高級電気自動車(EV)の「テスラ」を市長の公用車に採用するなどして問題となり、大きな批判を受けた。
シャワールームについては昨年3月、市議会が撤去などを求める決議案を可決。本来の行政以外の側面で注目されることが続いた。そのため今回の争点の1つは、1期4年の村越市政に対する評価だったが、村越氏の獲得票数は1万5159票で、6人中3位に終わった。
一方、前回、村越氏に3000票あまりの差で敗れ次点だった田中氏は今回、前回を2万2000票以上上回る、6万5567票を獲得した。
田中氏は「こう!と決めたら田中甲」が、有名なキャッチフレーズ。衆院議員を3期務めた。国会議員の立場を退いた後も政治活動のほか、経済人としての活動を続けてきた。
投票率は38・75%で、前回を4・78ポイント上回った。

