ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏は18日までに自身のツイッターを更新し、17日に日本の新型主力機H3ロケット1号機が打ち上がらなかったことへの「評価」について、私見をつづった。

堀江氏は、政治学者の山口二郎・法大教授が、H3ロケットに関する報道各社の記事についてつづったツイートを引用。「各社の記事の見出しは、『打ち上らない』といういささか奇妙な言葉。なぜ、打ち上げ失敗と書かないのだろう。大本営発表シンドロームの現れか」との指摘に、堀江氏は「どんだけ捻くれてるんだこいつ」と記した。

H3ロケットが打ち上がらなかったことをどう表現するかをめぐっては、17日に行われたJAXAの岡田匡史プロジェクトマネージャーの記者会見で、記者から「失敗」ではないかとの指摘が出た。

岡田氏は、設計通り安全に止まっていることに触れ、経緯や認識を説明した上で「失敗とは言い難い」と否定。「ある種の異常を検知したら止まるようなシステムの中で、安全、健全に止まっているのが今の状況」とした岡田氏の説明に、記者が「分かりました、それは一般に失敗といいます。ありがとうございます」と述べて質問を終えた。この後、SNS上では記者への批判が相次ぐ事態になった。

堀江氏は同ロケットについて、17日のツイートで「H3ロケットは補助ロケットブースターに点火せずで恐らく打ち上げ延期。他人事とは思えないが、実績あるSRBが着火せずってどういうことなんだろうな」と指摘していた。