立ち食いそばチェーン「名代(なだい)富士そば」が10日までに300グラムの超特大コロッケを使った新商品の試作を作った。東京・池袋店で新商品の試食が行われ、試作段階の「巨大コロッケそば」を味わった。

これまで富士そばは同社SNSで立ち食いそばで「どこまでできるか」の可能性を探る目的でさまざまな挑戦をしてきた。その中の1つとして300グラムの巨大コロッケを使ったそばの試作品を写真掲載してきた。

10月15日付の同社のX(旧ツイッター)で2年前に300グラムのコロッケの試作品を作ったことをつぶやいていた。インターネット上で商品化を望む声が集まり「もしかしたら、商品化してもいいかも」と企画開発を担当する部署が本腰を入れ始め、試食を実施した。

Xでのつぶやきをマークしていたところ「食べてみませんか?」との誘いを受けて食べてみた。

正直、デカい。こんなコロッケを見たことがない。通常メニューでは70グラムなので4倍以上だ。まず器に入りきらない。盛りつけをした淺賀早人店長(52)は「全部は入らないから、コロッケは斜めのままですね」と苦笑した。

コロッケそばの作法として浸してつぶして汁にとろみがついてポタージュスープのようにする選択肢もある。ただ、このサイズだとコロッケだけのおいしさも楽しめてしまう。通常のコロッケは野菜だけだが、300グラムは牛ひき肉が入って、しかもジャガイモはマッシュされたものとキューブ状の固形も混在していて歯ごたえのある感触は十分な食べごたえだ。完食したがコロッケそばで満腹になれたのは初めてかもしれない。

企画開発担当は「忙しい時間はさけて午後2時前後から1日何食限定とかであれば揚げたてを提供できるかも」としていて、正式メニュー化に意欲を見せている。価格は1000円未満。巨大コロッケを揚げる時間が8分なので、大きさに掛けて「∞(無限大)コロッケそば」が新メニューの名称候補になっている。【寺沢卓】