将棋の藤井聡太叡王(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=21)が同学年の伊藤匠(たくみ)七段(21)の挑戦を受ける、第9期叡王戦5番勝負第1局が7日、愛知県名古屋市の老舗料亭「か茂免」で始まり、正午になり、昼食が用意された。伊藤が40分以上の長考のまま昼食休憩に入った。

ここまでの藤井の消費時間は1時間17分、伊藤は1時間41分。慎重な駒組みから中盤の勝負どころを迎えた。

両者は勝負メシに「名物ぽんきし膳-きしめんすっぽんスープ仕立て」を注文した。あっさりしたスッポンのスープに温かいきしめん、スッポン肉、湯葉などが入っている。

過去2度行われた「か茂免」での叡王戦では、藤井はいずれも「ぽんきし」を注文している。験の良いスッポンパワーの“3連投”だ。

「か茂免」での対局は初めてとなる伊藤は「過去に出されたメニューはリサーチしてきた」と事前準備はOK。スタミナ満点の名物料理を選択した。

対局は持ち時間は各4時間。7日夜までには決着する。

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