将棋の藤井聡太叡王(竜王・名人・王位・王座・棋王・王将・棋聖=21)が同学年の伊藤匠(たくみ)七段(21)の挑戦を受ける、第9期叡王戦5番勝負第1局が7日、愛知県名古屋市の老舗料亭「か茂免」で始まった。

先手の藤井が得意の角換わりを選択。先後同型で進み、序盤は両者とも手探りでじっくりとした展開になった。67手目、藤井が勝負どころとみたのか、時間を投入した。

午前10時を回り、おやつが準備された。

藤井は「プレミアム濃い抹茶のケーキ(鹿児島県産一番抹茶を使用)」「アイスレモンティー」を注文。抹茶スポンジに抹茶味のクリームとガナッシュ、「大納言かのこ」をサンドしたケーキ。

伊藤は「バウムクーヘン」「アイスティー」を注文した。バウムクーヘンは北海道産バターが使用されている。

対局は持ち時間は各4時間。7日夜までには決着する。

【叡王戦】振り駒歩2枚で藤井聡太叡王が先手 伊藤匠七段との3度目の同学年対決が開幕