5人が立候補した自民党総裁選の投開票が4日午後、行われる。
報道各社の事前予測は軒並み、小泉進次郎農相(44)と高市早苗前経済安全保障担当相(64)が先行し、林芳正官房長官(64)が猛追するとの構図。小林鷹之元経済安保相(50)、茂木敏充前幹事長(69)は伸び悩んでいる。
昨年9月の総裁選は9人が立候補。1回目の投票では高市氏が石破茂現首相に27票差を付けトップに立った。ただ決選投票では石破氏が議員票を大きく上積みして逆転し、新総裁となった。
当時、石破氏が逆転した背景の1つに、投票直前の最終演説で“名スピーチ”があったとの指摘もあがった。高市氏の演説が支援者へのお礼などが中心だったことに対し、石破氏は自らを「至らぬ者」として、これまでの行動を謝罪。その異例の内容が刺さったとする声もあった。
今回の総裁選でも“名スピーチ”があるのか、その内容が結果に影響を与えるのかも注目される。
◇ ◇ ◇
【24年の石破首相の最終演説(抜粋)】
私は至らぬ者であります。議員生活38年になります。多くの足らざることがあり、多くの方々の気持ちを傷つけたり、いろんな嫌な思いをされたりされた方が多かったかと思います。自らの至らぬ点を心からおわびを申し上げます。とともに、この総裁選挙を通じまして、多くのことを学ばせていただきました。ともに戦いました多くの候補者の皆様方から、多くの教えをいただきました。政治家としての生きざまも、教えていただきました。
総裁選が終わりました後は、本当に心をひとつにして、日本国のために、自由民主党のために、ともに手を携え、全身全霊を尽くしたいと思っております。
立候補への決意を表明しましたときに、私は育ちました地元の神社の前で出馬表明をいたしました。暑い日でした。
もう今から60年も前のことになります。夏休みでした。そこで夏祭りがありました。今ほど豊かではなかったけれど、そこには大勢の人の笑顔がありました。今ほど豊かではなかったかもしれないけれど、大勢の人が幸せそうでした。もう一度そういう日本を取り戻したいと思っています。
お互いが悪口を言い合ったり、足を引っ張ったりするのではなく、ともに助け合い、悲しい思いでいる人、苦しい思いでいる人、そういう人たちを助け合うような、そういう日本にしてまいりたいと思っております。

