自民党副総裁など要職を歴任した山崎拓氏(88)は、7日夜に放送されたBS-TBS「報道1930」(月~金曜午後7時30分)にVTR出演し、自民党の高市早苗総裁(64)に対し、かつて自民党入りを勧めたことがあると明かした。

高市氏は1993年衆院選を無所属で初当選。自由党や新進党を経て1996年末に自民党に入党した。 自身も保守系政治家で、当時、加藤紘一氏、小泉純一郎氏との「YKK」の1人として存在感をみせていた山崎氏は「高市さんに、自民党に入るよう進めた経緯はあります」と、振り返った。高市氏の当時の印象を「非常に若いころでしたから、タレント的な雰囲気を持っておられ、政治家という感じではなかった。選挙は強いのではないかということはその時、思いましたが、政治信条や政治行動はまったく未知数だった」とも口にした。

その上で、山崎氏は、自身が師事した中曽根康弘元首相総理を例に挙げ「中曽根さんは若いころは『タカ派』ともっぱらの評価でしたが、政権をとられてからかなり慎重になられ、軌道修正をされました。必ずしも『タカ派』という言動はされなかった」と、中曽根氏が首相就任後は現実路線を歩んだと主張。「高市さんも変わろうとしておられるのではないかという気がする」と述べ、今後首相に選出された際には「タカ派に徹しないことだ。徹すれば政権は短いと思います」と、クギを刺した。

高市氏が続けてきた靖国神社参拝についても「アメリカも批判的で、中国、韓国もそう。そういう国際環境の中であえて強行するということになれば、国民の支持を失うと思う」とアドバイスした。