弁護士の猿田佐世氏は12日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。高市早苗首相が、23日に召集される通常国会冒頭での衆院解散を検討していることが明らかとなったことをめぐり、「『政局』でなく『政策』を進めてほしい」と、苦言を呈した。
高市首相は当初、早期解散に慎重だったとされるが、高支持率が続く中、周囲の進言を受けて早期解散に傾いたとみられている。番組では、「『支持率が高いうち解散』。意表を突くタイミングだが、一気呵成(かせい)に議席を増やし、政権基盤を強化するの狙いがあるのでは」とする、同局政治部の千々岩森生・官邸キャップの分析を紹介。与野党ともに「寝耳に水」だった高市首相の、「奇襲」ともいわれる解散検討について伝えた。
こうした指摘について、猿田氏は「政治家の方には政策をやっていただきたい。(政治は)政策と政局といわれるが、ずっと政局をやっている」と、苦言を呈した。
「昨年の参院選から考えると、7月に参院選が終わったら石破総理が退陣するのかが始まり、それから総裁選があって(高市)総理大臣が選ばれて、(その間の)3~4カ月、基本的には政局の方で(政治が)止まっていた」とした上で、「(高市政権発足で)やっと動き始めたと思ったら、また(政局が)始まる。1年で3分の1から半分弱くらい、この半年だと半分くらい、政策をちゃんとやれていない」と述べた。
猿田氏は「そういう政治でいいのだろうか。こんなに問題がたくさんあり、すぐやらないといけないことがたくさんあるのに、ちゃんと政治を進めてほしい」と述べ、早期解散となれば再び政治空白が一定期間続くことへの強い懸念を示した。

