5連覇を目指す藤井聡太王将(23)が挑戦者の永瀬拓矢九段(33)が1勝3敗とかど番で迎える、将棋のALSOK杯第75期王将戦7番勝負第5局が8日からの2日制で、栃木県大田原市「ホテル花月」で始まった。先手後手は事前に決まっており、永瀬が先手、藤井が後手。お互いに飛車先の歩を突いた後、角道を開けた永瀬に対し、藤井はこれを拒否して相掛かりからの力戦調でスタートした。じっくりと局面が流れている。
午後3時になり、おやつが出された。永瀬は「大関パンペルデュ」「蜂巣小プリン」「とちあいか」のいちごジュース、ホットコーヒー、藤井はイチゴ「とちあいか」の練乳添えとアイスティーだった。「大関パンペルデュ」は、地元出身で近代看護の先駆者と言われる大関和(ちか)の大好物とされている。パンペルデュはフランス語で失われたパンという意味があり、硬くなったパンを利用したフレンチトーストを指している。彼女をモデルとしたNHK連続テレビ小説「風、薫る」が3月30日から放送される。主役の一ノ瀬りん役は見上愛が演じる。これにちなんで今回地元の喫茶店が商品化したという。双方、ご当地おやつで糖分を補い、読みを進める。
初日は午後6時の段階で手番の棋士が手を封じ、終了する。

