今年1月22日に86歳で亡くなった「ひふみん」こと、加藤一二三(かとう・ひふみ)・九段のお別れ会が6月6日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われる。日本将棋連盟が21日、発表した。

当日、関係者を集めて行われる第1部(午後1時から2時)では「名誉十段」を追贈する。「生涯にわたり将棋界の発展と普及に卓越した功績を残され、常に高みを目指す矜持を示されました。生前、加藤九段ご本人が十段への強い思いを抱いておられたことに深く敬意を表し、その志を顕彰するための特例」と日本将棋連盟では説明する。

加藤九段は、藤井聡太6冠が2016年(平28)10月1日付で14歳2カ月のプロデビューを果たすまで、現役最年少14歳7カ月でのデビューの記録を保持していた。名人1期、十段(竜王の前身)3期、王位1期、棋王2期、王将1期と通算8期のタイトルを獲得。通算1324勝1180敗で、対局数と負け数は将棋界歴代1位、勝ち数は歴代3位。座布団までくっつきそうな長いネクタイ、勝負メシはうな重、対戦相手の側から盤を眺める「ひふみんアイ」などのこだわりでも知られていた。まさに、「記録と記憶に残る」稀代の名棋士だった。

一般の参列者を対象にした第2部は、同日の午後3時から5時まで行われる。