国民民主党の玉木雄一郎代表は21日の定例会見で、16日の参院文教科学委員会で質問に立った同党の伊藤孝恵参院議員が、今年3月に発生し2人が亡くなった沖縄県名護市辺野古沖での転覆事故をめぐり、激しい怒りを口にしたことについて感想を問われ、「彼女も、子どもを持つ親として質問に立ったのだと思う」と述べ、理解を示した。
伊藤氏は16日の委員会の質問で、今回の事故で亡くなった武石知華さん(17)が通学していた同志社国際高(京都府)の西田喜久夫校長の発言としてSNSなどで伝えられる内容に、時折、言葉を震わせながら、怒りをあらわにした。発言内容を念頭に、「『今回の事故の直接的な原因は私たちにあるわけではありません』と、枕ことばをつける必要があったのか。なぜ『学校はある意味でリスタートします』などと軽率な言葉選びができるのか」と指摘し、「リスタートって…。亡くなった知華さんもご遺族も、リスタートなんてできないんですよ。そんな中で、なんて非道な言葉を使う教育者なんだと。本当に憤りを覚えました」などと主張。学校側の対応を一貫して、強く批判した。
また、学校法人同志社や同志社国際高の関係者に、参考人として出席してもらうよう委員会側に要請したものの、「保護者対応などで多忙」などの理由で、実現していないことも明かし、対応に疑問を呈していた。
玉木氏は、伊藤氏の心境に思いをはせた上で、亡くなった生徒の父親が、事故に至るまでの学校側の対応など一連の経緯を、noteで発信していることに触れながら「せめて事実関係を明らかにして、同じような悲劇が起こらないように関係者が責任を果たすことが、亡くなられた生徒さんやご家族に対して報いるためにやるべき責務なのではないか」と指摘。「その上で可能なら、ぜひ(学校関係者に委員会に)参考人で来ていただいて、お話をいただきたいと思う」とも述べた。

