茂木敏充外相は13日、ロシアのプーチン大統領が同日、日本固有の領土でロシアが実効支配する北方領土の択捉島を訪問したことを受け、外務省を通じて抗議のコメントを発表した。

茂木氏は「本日、ロシアのプーチン大統領が、択捉島を訪問したとの報に接しました。択捉島を含む北方四島は、歴史的にも国際法上も我が国固有の領土であり、日本国として今回の訪問について強く抗議します」とし、プーチン氏の訪問に抗議する内容の談話を発信した。外務省は、公式ホームページや公式Xでも茂木氏のメッセージを公表している。

ロシアのタス通信は、プーチン氏が13日に択捉島を訪問し、水産加工施設の視察などを行ったと伝え、映像も公開した。プーチン氏が北方領土を訪れたのは今回が初めて。かつて2010年に、当時のメドベージェフ大統領が国後島を訪問しており、ロシア大統領の北方領土訪問はそれ以来16年ぶり。

今年は1956年の日ソ共同宣言から70年の節目の年だが、日ロ関係は、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻後、日本側の制裁にロシア側が反発し、悪化したままとなっている。