西熱海ゴルフコース(静岡県熱海市)が「お化け屋敷」に変身する。初の試みとして、夜のコースを自動運転の電動カートでパトロールする没入型ホラーアドベンチャー「夜間巡回」を10、11、16、17日の各午後6時30分から8時まで、1日10組限定(有料、予約制)で開催すると発表した。同コースによると、「日本のゴルフ場として初めてではないか」という。

ゴルフ場として開業する前、1本の桜の木の下に埋められた女性の怨霊の話を題材に、各スポットに仕掛けられた音声を演出し、指示されたミッションをクリアしながら約40分かけてホラー体験をする。

ゴルフに限れば、最近では若年層のゴルフ離れ、ナイターでラウンドできないコースの未利用時間をどのように活用するかがが課題となっている。

熱海市は、JR熱海駅周辺には人気の観光地や日帰り入浴施設などがある。駅近の商店街での食べ歩きの含め、昼間のお楽しみは多く、こちらには観光客が集中する。午後7時を過ぎると徐々に店じまいをし始めて、人通りもまばらになる。夜のコンテンツ不足が指摘されていた。「夜間巡回」は、レジャー施設が抱える多くの課題に対する実証実験とも言える。

西熱海ゴルフコースでは、「今後、ナイターでラウンドできないゴルフ場へも提案していきたい」としている。四季に応じてホラーコンテンツを変えるとか、お化け屋敷だけではなく、別要素での巡回という構想もあるという。

ゴルフ場に限らず、スキー場のゲレンデ、リゾートホテルの広大な敷地など、時間帯や季節で遊休となる資産は多い。いろいろな施設、場所でさまざまな活用方法が例としてある。日が暮れてからならナイトサファリ、星空観察など、日中ならマウンテンバイクのコースとしたり、ゴンドラやリフトを使っての天空散歩などだ。お化け屋敷もそのコンテンツの1つに加わる。