昨年のゴールドCで浦和移籍後の重賞初制覇を挙げた秋元耕成騎手(44)が来週から北海道で約2カ月の期間限定騎乗を行う。その重賞制覇のパートナーでもあり、主戦を務めるアウストロの夏休みに合わせたタイミング。きっかけは「もう10年以上になると思うんですが、北海道のトレーニングセールに乗りに行ってるんです。去年は浦和と重なって行けなかったけど、今年は行けて、そこで話が進んで」。期間中は田中淳司厩舎所属。師とは旧知の仲だという。

小3で見た競馬中継で騎手に憧れ、青森県出身ながら島根県の益田でデビューを果たした。その間に「赤帽(騎手見習い)で北海道にいたんです」。青森県内の牧場を経て北海道の厩舎に入ったが、1度は挫折。だが「北海道の騎手が冬に益田に乗りに行っていたのもあって」と益田での再起を友人に勧められ、あらためて騎手を目指した。益田の廃止に伴い山形県の上山に移籍。その上山も廃止となり、浦和にやってきた。

「だから淳司先生とは先生がまだ厩務員のころからの付き合いで」。そんな師の誘いで「考えたこともなかった」という初の期間限定騎乗に臨む。【牛山基康】