スピーディキックが6馬身差の圧勝劇を演じ、単勝1・2倍の断然人気に応えた。これでS1は5勝目、通算7つ目の重賞タイトル獲得。ロジータ記念は御神本訓史騎手(41)が3勝目、藤原智行調教師(46)は初制覇となった。

4度目のコンビとなったパートナーを勝利に導き、鞍上は「無事人気に応えられてほっとしています」と振り返った。大外枠から道中3~4番手の追走。「スタートで遅れることなく、スムーズに反応してくれてあの位置。道中は楽な感じで追走できた」。勝負どころの2周目3角から、早め先頭のティーズハクアに並びかける。直線に入って決着をつけ、そこからは独壇場だった。藤原師は「ここを目標に進めて、後悔ない馬づくりをしてきたつもりです。次は1度、古馬と戦わせてみたいので」と次走は12月30日大井の東京シンデレラマイル(S3、1600メートル)が目標。年末も3歳最強牝馬がにぎわせそうだ。【渡辺嘉朗】

スピーディキック ▽父 タイセイレジェンド▽母 デザートフラワー(サイレントディール)▽牝3▽馬主 加藤鈴幸▽調教師 藤原智行(浦和)▽生産者 熊谷武(北海道浦河町)▽戦績 13戦8勝▽総収得賞金 1億4445万6000円▽主な勝ち鞍 21年リリーC(H3)、エーデルワイス賞(Jpn3)、東京2歳優駿牝馬(S1)、22年桜花賞(S1)、東京プリンセス賞(S1)、戸塚記念(S1)▽馬名の由来 敏速+蹴り