上半期を締めくくるグランプリ宝塚記念(G1、芝2200メートル、25日=阪神)の枠順が22日、確定した。ファン投票3位のジェラルディーナ(牝5、斉藤崇)は6枠11番。出走馬で唯一となる勝負の木曜追いで、昨年のエリザベス女王杯に続くG1・2勝目を狙う。
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雨が降る栗東の午前6時前。ジェラルディーナは、母ジェンティルドンナ譲りの凜(りん)とした表情でCウッドに登場した。団野騎手(レースは武豊騎手)を背に5ハロン72秒4-11秒4。力強い脚さばきでドンフランキー(古馬オープン)に首差先着した。堂々とした走りで、体調の良さを感じさせる。斉藤崇師は「先週で全体にしっかりとやっていますし、今週は速くなりすぎないように。思っていたよりも入りはゆっくりになりましたが、並んでからの反応、動きは良かったです。いい形で競馬に向かえると思います」と好感触を伝えた。
木曜の最終追いはキャリア6回目。過去5回のレース結果は【4 0 0 1】、勝率80%と抜群の成績を残している。師は「別にそれは意識してなかったです」と話すが「すくむようなところがあるので、火曜からゆっくりと立ち上げ、木曜に追い切るという形にしました。オールカマー(昨年1着)の時もその形でしたし、条件戦の時もそれで結果が出ていましたから。その点に関して不安はないです」と経緯を説明。予定通りの調整で、グランプリへ万全の仕上げを施した。
高い素質に心身が追いついた昨秋からレベルアップを遂げた。前走の香港クイーンエリザベス2世C(6着)では初めての海外遠征も経験。結果こそ出なかったが「少し精神的にたくましくなって帰ってきたと思う」と3歳時に、気性面に課題を抱えていた馬とは思えないほど落ち着きが増した。舞台は昨秋にエリザベス女王杯を勝った得意の阪神芝2200メートル。5歳春を迎え、充実期に入った良血ジェラルディーナがG1・2勝目を見据える。【藤本真育】
◆5歳牝馬の宝塚記念成績 過去10年で15頭が出走。16年マリアライト、19年リスグラシュー、21年クロノジェネシスと3勝を挙げている。全成績は【3 1 3 8】で勝率20%、連対率26.7%、複勝率46.7%と優秀。回収率も単勝215%、複勝186%と黒字を計上する。今年はジェラルディーナとスルーセブンシーズが5歳牝馬だ。

