宝塚記念が終わり、今週から本格的に夏競馬が開幕する。中京開幕を飾る重賞は、サマースプリントシリーズ第2戦のCBC賞(G3、芝1200メートル、7月2日)。6歳にして充実期を迎えたスマートクラージュ(牡、池江)が重賞初制覇を狙う。この中間には坂路でラスト1ハロンの自己最速をマーク。磨きをかけたスピードを武器に、勝利実績もある中京でアツい夏の開幕を告げる。
◇ ◇ ◇
池江厩舎のトップスプリンターが、6歳夏を迎えて充実期に入った。スマートクラージュは前走後に短期放牧を挟み、帰厩してすぐの坂路追い(8日)でラスト1ハロン11秒7をマーク。自己最速だった。橋口助手は「乗っていた水口騎手(レースは岩田望騎手)が『(自身の)体がついて行かなかった』というくらい、最後までしっかりとしていた。粘り腰が増した感じ」と絶賛。若馬のころよりも確実に、スピードに磨きがかかっている。
一昨年の秋から1200メートルに主戦場を移し【2 0 2 2】とパフォーマンスが上がった。「将来的には短いところになりそうだと思っていた。もともとめちゃくちゃいい馬で、いいスピードを持っている。重賞でもやれていい」。その感触通り、今回のメンバーでも十分にチャンスはある。
4カ月ぶりだった前走・鞍馬S3着を使い「馬が活気にあふれているし、順調ですよ」と上積みは十分。舞台に関しても「中京は勝っているように問題ないし、軽い走りをする馬なので開幕週の馬場もいい」と歓迎する。新天地でさらなる高みへ。クラージュの激走でアツい夏が幕を開ける。【藤本真育】
◆上昇中 スマートクラージュを管理する池江厩舎は昨年以降、オープンクラスの芝1200メートル戦で、厩舎別最多タイとなる4勝をマーク。【4 0 2 7】で勝率30・8%、複勝率46・2%の好成績だ。昨年はジャンダルムがスプリンターズSを制し、先週は青函Sを初距離(芝)のゾンニッヒが勝利した。21年以前の勝率15%、複勝率25%と比べても上昇は一目瞭然だ。

