原点に立ち返りました。3日に川崎競馬場で行われた川崎記念。今年から春に移行され、レース史上初のナイター開催となりました。そこで勝ったのは地元川崎のライトウォーリア。吉原寛騎手に導かれ、接戦をものにしました。
ライトウォーリアと吉原寛騎手は場内のファンに向けウイニングランを行い、鞍上は「この馬のおかげだ」と言わんばかりに、笑顔で何度もライトウォーリアの顔を指をさした。それに川崎の競馬ファンが「おめでとう!」と声援と拍手で返していました。吉原寛騎手は勝利ジョッキーインタビューで「声援がすごくて、ちょっと涙が出てきますけど。よく走ってくれましたね」とファンとライトウォーリアのことを話していました。
この一連の出来事に自分は、競馬っていいなと、地元のファンが喜ぶ瞬間に立ち会えて良かったと感じました。これは19年前の川崎記念で感じたことと一緒。21年5月11日付の「ケイバラプソディー~楽しい競馬~」でも少し触れましたが、南関競馬を特別なものだと自覚したのが川崎記念でした。05年タイムパラドックスが勝った時です。船橋のトーシンブリザードへの声援が一番多く聞こえて、同馬は8着に敗れましたが、地元の南関馬を応援するファンを誇りに思いました。当時は当然子どもで、今は競馬記者。でも思うことは一緒。それも同じ地で。
ライトウォーリアを管理する内田勝義調教師は「めっちゃうれしい。自分がジョッキー時代に勝っているし、何が何でもこのレースは勝ちたいと思っていたんだ」と顔をほころばせながら話してくれました。83年にカネシヨウスーパーで優勝。騎手としても、調教師としても川崎記念に名前が残る偉大なホースマンです。師は「これからも川崎の応援をよろしくお願いいたします!」とインタビューで締めていました。こちらこそ、ずっと川崎競馬を応援していきます。いいレースを見せていただきました。【舟元祐二】

