ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、4日)前日のチャーチルダウンズ競馬場で行われたG2アリシーバS(ダート1700メートル、出走8頭)で日本の人馬が魅せた-。
重賞初挑戦だったキタサンブラック産駒テーオーサンドニ(牡5、高柳大)が坂井瑠星騎手(26)とのコンビで大逃げを打ち、2着に粘った。テーオーパスワードの帯同馬として渡米し、好メンバー相手の重賞初挑戦で最低人気の評価だったが、馬産地ケンタッキーのファンをうならせた。
勝ったファーストミッション(牡4、B・コックス、父ストリートセンス)に騎乗していたフローラン・ジェルー騎手は「こういう展開になったときはどれだけ耐えられるか、自分のレースをできるかが大事です。(テーオーサンドニは)たいしたものですよ。ファーストミッションはすごいレースをしました。直線でストライドを広げて、最後は余裕を持ってゴールできました」とコメントし、後続を引き離す大逃げを打った日本の人馬をたたえている。
勝ちタイムは1分42秒03。馬場状態は雨で水の浮いたダートで「スロッピー」と発表されており、昨年のG1ブルーグラスS覇者で、ケンタッキーダービー7着の実績を持つタピットトライスは出走を取り消している。
2着に敗れたものの、坂井瑠星騎手は「この馬の走りを誇りに思います。このレースは私にとっても明日のケンタッキーダービーの準備として、いい経験になると思います」と大一番へ向けて、収穫はあった様子。
坂井騎手が騎乗するフォーエバーヤング、テーオーサンドニと追い切りで併せ馬を行ってきたテーオーパスワード、両陣営にとっても価値のある2着。日本馬陣営は絶好のムードでレース当日を迎えることになりそうだ。

