日本調教馬の初制覇なるか-。ダービー3着の結果を受け、大手ブックメーカーの「ウィリアムヒル」社は凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)へ向けたシンエンペラー(牡3、矢作)の単勝前売りオッズを17倍に設定した。同社のオッズでは英ダービーを予定している昨年の欧州最優秀2歳牡馬シティーオブトロイと並ぶ1番人気タイとなっている。

 

昨年、無敗で凱旋門賞を制したエースインパクトが引退しており、今年の欧州は現時点で凱旋門賞の有力候補が不在。古馬は26日にアイルランドで行われたタタソールズゴールドCでで昨年の英愛ダービー、BCターフを制したオーギュストロダンが2着に敗れ、3歳世代も英ダービー、英オークスを前に突出した存在が現れていない状況だ(ダンテS快勝のエコノミクスは英ダービーに向かわず)。

 

シンエンペラーは凱旋門賞馬ソットサスの全弟という血統。ダービーのレース後には矢作師から愛チャンピオンS(G1、芝2000メートル、9月14日=レパーズタウン)をステップにするプランが発表され、藤田晋オーナーも「もちろん行きますよ」とX(旧ツイッター)に投稿した。ウィリアムヒル社はオッズを17倍に上昇させたが、一方で、コーラル、ラドブロークス、パディーパワーなど多くのブックメーカーは51倍にとどめている。

 

凱旋門賞に登録を行っている日本馬では、ドウデュース(牡5、友道)がコーラル社、レガレイラ(牝3、木村)が「bet365」社でいずれも単勝17倍の2番人気タイとなっている。