さあ、ユタカで凱旋門賞だ-。
夏のドイツを代表する一戦は、アイルランドから遠征したアルリファー(牡4、J・オブライエン、父ウートンバセット)が圧勝した。
鞍上のディラン・マクモナグル騎手はこのレースの前から共有オーナーとなったキーファーズ(松島正昭代表)の勝負服を着用し、2歳時のヴィンセントオブライエン・ナショナルS以来となるG1・2勝目のゴールを駆け抜けた。
前走エクリプスS2着の内容を評価され、この日は断然人気の立場。初めて走る2400メートルの距離だったが、まったく問題にせず、好位から抜け出し、ゴドルフィンの実力馬キングオブコンクエスト、地元ドイツのミスターハリウッドやテュネスといった古馬トップホースを撃破した。2着のナラティヴォに5馬身差をつける大楽勝。勝ちタイムは時計のかかるドイツ競馬らしく、2分30秒29だった。
同馬はレース前にキーファーズの松島正昭代表が共同所有となり、大目標に挙げるのは秋にフランスで行われる凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月6日=パリロンシャン)。鞍上にはドウデュースでダービーを制し、キーファーズの主戦を務める武豊騎手(55)を迎えることが決まっている。武豊騎手は2年ぶり11度目の凱旋門賞騎乗へ…、そして、日本人ジョッキーの凱旋門賞初制覇という夢を追いかける。日本のファンにとって楽しみな秋がやってくる。

