いざ、デルマーへ-。単勝1・1倍の断然人気に応え、オーサムリザルト(牝4、池江)が無傷の7連勝で、前走エンプレス杯に続く重賞連勝を果たした。

鞍上はレジェンド、武豊騎手(55)で、勝ちタイムは2分4秒0(不良)。次走は米国で行われる牝馬のダート最高峰、BCディスタフ(G1、ダート1800メートル、11月2日)だ。そこで待ち受けるのは…。

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唯一、57キロの酷量を背負いながら、力の違いを見せつけた。最内枠からシダーが逃げ、2番手に2番人気のサーマルソアリング、その外の3番手にオーサムリザルトという隊列。先行3頭が後続を離す展開だったが、4角手前で先頭に立ち、そのまま後続に影を踏ませない圧勝劇だった。

「状態がいいと聞いていたので楽しみにしてきました。全く危なげない、いい走りをしてくれました。いつもレース前にイレ込むところがあるけど、今日はそこをクリアできて、いい感じでゲートインできました。向正面で軽くうながしたら、あっという間に先頭に、ちょっと早く立ってしまったけど、問題なかったですね。まだ余力ありましたし、手応えも楽でした」(武豊騎手)。

陣営が視野に入れているのは、11月2日、米国西海岸のデルマー競馬場で行われるBCディスタフ。牝馬のダート世界最強馬を決める一戦へ向け、はずみをつける勝利となった。3年前、21年には同じブリーダーズGC快勝をステップにマルシュロレーヌがBCディスタフで歴史的な勝利を挙げている。

「ここを勝てば行きたいという話しをしてたので、おそらく次はブリーダーズC(ディスタフ)に向かうと思います。(マルシュロレーヌと)同じようにここをステップに向こうでも勝てるといいですよね」。

無敗馬オーサムリザルトと武豊騎手のBC挑戦にワクワクするファンも多いが、勝つことはもちろん簡単ではない。ダートの本場、地元米国に今年はソーピードアンナという3歳の最強牝馬が存在している。

同馬はケンタッキーオークス、エイコーンS、CCA(コーチングクラブアメリカ)オークスで牝馬限定G1を3連勝。24日には「真夏のダービー」の異名を持つトラヴァーズSで同世代の牡馬トップホースと対戦し、勝ったフィアースネスと頭差の死闘を演じ、シエラレオーネ、ドーノックに先着を果たした。BCディスタフへ向けた欧州の大手ブックメーカーの単勝前売りオッズでは2・1~2・25倍という圧倒的な1番人気の評価を受けている。

ソーピードアンナや米国で待ち受ける強敵たちを相手に、まだ底を見せていないジャスティファイ産駒オーサムリザルトと千両役者の武豊騎手、海外経験豊富な池江厩舎がどんな競馬を見せるのか。あと2カ月、楽しみは続いていく。【奥村晶治】

 

◆オーサムリザルト ▽父 ジャスティファイ▽母 ブラッサムド(デピュティミニスター)▽牝4▽馬主 インゼルレーシング▽調教師 池江泰寿(栗東)▽生産国 米国▽戦績 7戦7勝(内地方2戦2勝)▽総収得賞金 1億3843万円(内地方7100万円)▽主な勝ち鞍 24年エンプレス杯