さあ、大一番へ-。「3歳ダート3冠」初年度、3冠最終戦のジャパンダートクラシック(Jpn1、2000メートル、10月2日=大井)を前に日刊スポーツ制定の「ダートクラシック番付」編成委員会が行われた。2日に盛岡で不来方賞が行われ、南関では戸塚記念、西日本では金沢で西日本3歳優駿が実施され、全国の猛者たちが着々と準備を進めている。第9回の委員会も南関担当の本紙渡辺嘉朗、牛山基康記者と中央担当の舟元祐二記者、園田本紙の松本健史が白熱の議論を繰り広げた。
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松本 不来方賞はみんな見ましたよね。
渡辺 もちろんです。
牛山 ずっとこのコーナーでも取り上げていたフジユージーンと中央勢との初対決だったからね。
舟元 現地に行ってきました。フジユージーンがデカかった。
松本 子どもみたいな感想になってるよ。
渡辺 中央馬相手に4着。ある程度控えて運びましたね。
牛山 もまれる競馬は初めてに近かったのでは…。それでいて最後も脚を使っているし、よく頑張ったと思います。
舟元 自分もそう思います。フジユージーンにとっては、今後に向けていい経験になったはずです。
松本 勝ち馬のサンライズジパングは2歳時に門別のJBC2歳優駿でフォーエバーヤングの2着だった馬。
渡辺 春は皐月賞とダービーを走って芝のクラシック路線だったけど、久々のダートでもしっかり結果を残した。
牛山 各委員が「強い」という見解で一致。一気に前頭2枚目まで番付を上げてきた。
舟元 不来方賞2着カシマエスパーダ、3着サトノフェニックスもそれぞれ上げました。
松本 1日に行われた西日本3歳優駿ではシンメデージーが2着に2秒2差をつける圧勝劇でした。さすがです。
渡辺 東京ダービーで地方馬最先着の4着になった馬。
牛山 (西日本3歳優駿の出走条件である)「地元デビュー馬」同士では力が違ったね。
舟元 4日に川崎で行われた戸塚記念はサントノーレがやってくれました。
松本 待ってました。
渡辺 京浜盃から5カ月半ぶりの復帰戦。536キロと馬体も大きくなった。
牛山 うれしいよ。6馬身差の楽勝で、他馬は付け入る隙がなかった。今回の前頭6枚目は地方馬最高。我々の番付上、地方を代表する馬として、ジャパンダートクラシックの活躍を期待したい。
舟元 ダテノショウグンも復帰して、サントノーレも無事に再スタートを切りました。春2冠に不在だった2頭が戦列に帰ってきて、いよいよ南関東勢の巻き返しが3冠目で見られるわけですね。
松本 西日本も負けていられない。シンメデージーと同厩舎のプリフロオールイン、佐賀にはウルトラノホシもいます。
渡辺 春はどうなるかと思ったけど、3冠目は本当に楽しみになった。
牛山 世界が注目するフォーエバーヤング、東京ダービー圧勝のラムジェット、夏を越えた中央勢の成長も楽しみだし、最強決定戦にふさわしい一戦になりそうだね。
舟元 当初から言ってきた「3歳ダート3冠はここから面白くなる」。言葉通りになってきてうれしいです。実は、今回の番付表を見た某デスクからは「地方所属馬に厳しくないか」「サントノーレとか、ダテノショウグンとか、シンメデージーとか、こういう馬たちをもっと上にしないと盛り上がらないだろう」という小言を頂戴したのですが…。
渡辺 昨年の編成委員会スタートから情に流されず、シビアにやってきた。JRA勢が強くて、層が厚いのは間違いないこと。ただ、来月2日の第1回ジャパンダートクラシックの結果次第で、たとえば、地方所属馬が横綱になる、そんなダートクラシック番付の未来だって、あるかもしれない。
牛山 レース直前まで、各陣営をしっかり取材して、多くの競馬ファンに楽しんでもらいたいし、みんなが熱くなるレースを期待しよう。
舟元・松本・渡辺 おーっ。
◆舟元祐二(ふなもと・ゆうじ)1994年(平6)6月6日、神奈川県生まれ。兄がやっていた競馬ゲームを見て競馬に興味を持ち、実家が南関東競馬の川崎競馬場の近くにあることから、足しげく通うように。そのため競馬といえばダートが基本だと思っていた。日本酒好き。生粋の南関ファン。趣味は読書と神社めぐり。20年4月に入社し、21年2月から中央競馬担当。初代「ダートクラシック番付編成委員会」委員長。
◆渡辺嘉朗(わたなべ・よしろう)1984年(昭59)5月24日、東京都生まれ。たまたまテレビで見ていた96年春の天皇賞で、サクラローレルに心奪われ競馬好きに。20代の頃はアルバイトと競馬場を往復する日々だった。16年から南関東競馬本紙予想担当。ヒモ抜け恐怖症のため単複派。愛称「ナベちゃん」。
◆牛山基康(うしやま・もとやす)1972年(昭47)2月5日、東京都生まれ。92年から日刊スポーツで編集補助アルバイト。暇さえあれば中央、地方を問わず競馬場に。96年から岩手競馬の専門紙で主に編集を担当。18年から南関東4競馬の現場記者。韓国旅行で出会った韓国競馬にどっぷりはまり、日刊スポーツ紙面や雑誌等でマニアックな情報を提供している。愛称「うっしー」。
◆松本健史(まつもと・たけし)1983年(昭58)1月31日生まれ、兵庫県出身。18年6月から園田・姫路競馬の本紙担当、高知競馬のファイナルレース予想コラムを担当する。日刊スポーツ西日本版紙面で「タケシ馬追う」を連載中。コラム名の由来は名馬タケシバオー。好きな馬はスペシャルウィーク、スティルインラブ。
※更新は不定期。次回更新はジャパンダートクラシック終了後で、「2021年生まれ」世代の最終的な番付確定となります。

