栗東トレセンの坂路自動計測システムが稼働しないアクシデントが起きた。25日午前5時半の調教開始から機能せず、計634頭の調教タイムが表示されなかった。同7時40分すぎに復旧するまで2時間以上を要した。Cウッドコースの自動計測には問題がなかった。

この日は秋のG1シリーズ初戦となるスプリンターズS(芝1200メートル、29日=中山)の最終追い切りが行われたが、昨年の覇者ママコチャ(牝5、池江)や、悲願のG1制覇を目指すナムラクレア(牝5、長谷川)など有力馬の調教タイムも表示されなかった。あるベテラン調教師も「こんなの初めて」と困惑していた。

JRAによると、原因は前日のシステムサービスによるシステム再起動時の手順に誤りがあったというもの。この日の不具合を受け、もう1度再起動を行い、復旧に至った。

なお、表示されなかったタイムについても計測データは確保されており、同日午後から随時、発表された。ママコチャは4ハロン53秒5-12秒2。ナムラクレアは同53秒6-11秒7。

栗東の坂路はCウッドと並んで調教のメインコースとして利用されており、現在はゼッケンに装着したICタグを読み込んで自動でタイムが計測されている。前日24日には延べ1108頭が上がっていた。