22日深夜には1着1000万ドル(約15億5000万円)の世界最高賞金レース・サウジC(G1、ダート1800メートル=キングアブドゥルアジーズ)が行われるが、同日のリヤドダートスプリント(G2、ダート1200メートル)も注目だ。伝説の名牝の系譜を受け継ぐガビーズシスター(牝4、森一)が初の海外遠征に挑む。長島和彦オーナー(62=長島商事代表)は、亡き父忠雄さんが所有した1975年(昭50)の2冠牝馬テスコガビーの血統と馬名に強くこだわり、よみがえらせた。
◇ ◇ ◇
テスコガビーのオークス後の記念撮影では、今ではなかなかお目にかかれないシーンが見られた。馬上に菅原泰夫騎手に加え、1人の少女がまたがったのだ。ガブリエラ・シャーチさん。長島忠雄オーナーの隣人だったスイス人貿易商の娘で、ガビーは彼女の愛称。和彦氏は「年は私と同じなので62歳になっているはずです。残念ながら音信は途絶えてしまいました。活発な子で、うちの庭のトランポリンで遊んだり、しょっちゅう出入りしていました。馬はもちろん動物が好きでしたね」。
ガブリエラさんはオークスの実況席にゲストで招かれ、後に「ガビーとお別れ」という歌を吹き込んだ。レコードは日本コロムビアから発売された。その後帰国して消息はわからないが、健在であればガビーズシスターの活躍が目に留まるかもしれない。

