「あらゆるスポーツの中で最も偉大な2分間」と形容される米国のケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、チャーチルダウンズ)は、今年も5月最初の土曜(3日、日本時間4日早朝)に行われます。
昨年はG2・UAEダービー優勝から米国に直行したフォーエバーヤングが鼻差+鼻差の3着に健闘。海外からの挑戦をことごとく跳ね返してきたぶ厚い門に一筋の光が差してきました。
今年はフォーエバーヤングと同じローテーションをたどるアドマイヤデイトナ(牡、加藤征、父ドレフォン)と、伏竜Sで非凡な才能をアピールしたルクソールカフェ(牡、堀、父アメリカンファラオ)が快挙に挑む予定になっています。
米国では主要地区の最終ステップレースが終了(地元のG1ブルーグラスSのみ悪天候の影響で日本時間9日に順延)しています。
3月29日に行われたG1フロリダダービーはタッパンストリート(牡、父イントゥミスチーフ)が、前評判の高かったソヴリンティを差し切って優勝。南部のオークローンパーク競馬場を舞台にしたG1アーカンソーダービーはタピットを父に持つ芦毛のサンドマン(牡)が後続に2馬身半差をつけて快勝しています。
今月5日に行われた東のG2ウッドメモリアルSはベテランのM・スミス騎手に乗り替わったロドリゲス(牡、父オーセンティック)が逃げ切り勝ち。西のG1サンタアニタダービーは前売りで1番人気のジャーナリズム(牡、父カーリン)が、日本でもおなじみのU・リスポリ騎手を鞍上にきっちりと差し切って4連勝で本番に向かうことになりました。
人気はジャーナリズムが集めそうですが、日本の2頭や、一昨年のケンタッキーダービー馬メイジ、昨年のG1ベルモントS優勝のドーノックの半弟でサンタアニタダービーで2着したバエサ(牡、父マッキンジー)など逆転候補も多彩。今年も一筋縄ではいかないようです。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

