先週から開幕した新馬戦。今週はいよいよ「無敗の3冠馬コントレイルの初年度産駒」がデビューする。いきなり注目の血統馬が初陣だ。

15日(日)の東京芝1600メートルに、22年菊花賞馬アスクビクターモアの半弟ユマハム(牡、田中博)がスタンバイする。兄はディープインパクト産駒だったが、弟はそのディープインパクトの代表産駒コントレイルを父に持つ。4月末ごろから美浦トレセンに入厩し、注目を集めてきた。

父のコントレイルは矢作厩舎に所属し、19年9月に阪神で新馬戦を快勝。2戦目の東スポ杯2歳Sを圧勝し、ホープフルSを勝ってJRA賞最優秀2歳牡馬に輝いた。3歳時は無敗で3冠馬となり、史上初の「父子無敗3冠」を達成し、コロナ禍の日本で感動の走りをファンに届けた。21年ジャパンC制覇をラストランに11戦8勝の成績を残して引退し、社台スタリオンステーションで種牡馬入り。23年生まれの初年度産駒の血統登録頭数は130頭で、今年の新種牡馬では圧倒的な存在感を放っている。

ユマハムは昨年のセレクトセールで2億5000万円(税抜き)で高額落札された馬。デビューへ向けては慎重に進められてきた。美浦ウッドの1週前追い切りでは3頭併せの最内から6ハロン80秒7-11秒4(馬なり)と好時計で併入。「追い切ったあともガタッとくることなく、良化していると思います。走る能力は並以上のものがある」と山崎助手。良血の片りんを見せつつある。「飛行機雲」の父が送る初年度産駒。その走りに注目だ。【深田雄智】