今月28日に行われるG1スプリンターズS(G1、芝1200メートル、中山)に参戦する香港のラッキースワイネス(せん7、父スワイネス、K・L・マン)が16日、成田空港経由で競馬学校国際厩舎に到着しました。

香港でデビューしたラッキースワイネスは芝の短距離で27戦16勝。勝ち鞍には10の重賞勝ち(うちG14勝)が含まれています。

22/23年シーズンには香港スピードシリーズの3つの重賞を制して同シーズンの最優秀短距離馬と同4歳馬に輝くなど、短距離界のトップを突っ走っていたラッキースワイネスでしたが、昨年4月に左前肢球節を骨折。その療養中に、めきめきと頭角を現した新鋭カーインライジングに、王者のポジションを明け渡しました。

ケガから復帰初戦となった今年4月のチェアマンズスプリントプライズ(G1、芝1200メートル、シャティン)はカーインライジングの6着。新コンビとなったK・リョン騎手で臨んだ5月のシャティンヴァーズ(G3、芝1200メートル、シャティン)もヘリオスエクスプレスの4着と本調子を取り戻せずにいましたが、新シーズン開催初日となった今月7日の香港特別行政区行政長官盃(芝1200メートル、シャティン)では抜け出たカーインライジングを猛然と追い上げて2馬身1/4差の2着に善戦。1分7秒98を記録して復調間近をアピールしました。

芝とダートの違いはありますが7日のコリアスプリント(G3、ダート1200メートル)ではラッキースワイネスと同じK・L・マン厩舎で、重賞未勝利のセルフインプルーヴメント(せん6)がダートグレード競走2勝のチカッパを退けて優勝。香港馬の層の厚さを改めて見せつけました。

国際舞台で再浮上をめざすラッキースワイネスの参戦が秋最初のG1を盛り上げてくれそうです。

【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)