いよいよレースが前日に迫ってきました。予想する上で参考にしたいポイントの1つが馬場状態だと思います。
調教を見学する際には、毎日芝コースを横切って移動しているので、感触を確かめることができます。個人的な感想ですが、洋芝と聞いていた割には「硬め」の印象でした。とにかく色がきれいで痛みも少ない。なんでも、今年はトラックレコードが連発。地元では「カーインライジングが一体何秒で走るのか」という点に注目も集まっているようですが、現地のユー・カチュン記者によれば「これでも軟らかい方ですよ。さすがのカーインライジングでも、レコードを更新するのは難しいと思います」とのことでした。
日本馬陣営にも、実際に芝を走った感触を聞いてみました。香港スプリントでウインカーネリアンに騎乗する三浦騎手は「追い切りの感じとしては、カーネリアンがしっかり走れる馬場だと思う」。ベラジオオペラを管理する上村師は「この馬にとっては間違いなく合うと思う」。エンブロイダリーを管理する森一師は「イメージよりは柔らかめでしたね」というそれぞれの感想でした。
そんな今日は、香港ジョッキークラブの馬場担当であるパコ氏に話を聞きました。
まず、今年の馬場状態について「とてもいい状態です。ウインターグラス(冬に伸びる芝)の生育がとてもいいですね」と話してくれました。なぜウインターグラスの生育がいいのか。「3~4週間前は気温が15度くらいで低かったからだと思います。芝は色も長さもクッションも大事。良い感じで育ってくれました」と明かしてくれました。
肝心なのは時計面でどう影響するか。「自分としてはそこまで時計が速くなることはないと思う。明日は気温も低くて、直線に入った時の向かい風も強く吹くみたいなので、そこがどう影響するかですね」と見解を示してくれました。
日本のような高速馬場ではなさそうですが、各馬が全力で走りやすいコンディションになりそう。果たしてどんな結末が待つのか。この記事を見て、予想の参考にしていただけたら幸いです。【深田雄智】

