2番人気パイロマンサーが直線の競り合いから抜け出し、無傷の3連勝で重賞初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分44秒2。岩田望来騎手(25)、吉村圭司調教師(53)ともにこのレースは初制覇となった。

デビュー2連勝の勢いで初のナイターも左回りも克服した。道中は逃げたイダテンシャチョウの2番手。鞍上が「思った以上に隊列がすぐに決まって、比較的スローだったんじゃないかと感じていました」と振り返ったように流れは淡々。3コーナーで3番手の1番人気ベストグリーンが外から並びかけ、4コーナーでは一騎打ちムードになったが、残り50メートルを過ぎて振り切り、ゴール寸前で迫ったタマモフリージアも首差でしのいだ。「楽しみな馬の1頭になりました」。来年の飛躍を期待した。

吉村師は「スタートは大丈夫だろうと思っていて、いい位置で流れに乗れたな、という感じで見ていました」。今後は「オーナーとも相談して、UAEダービー(G2、ダート1900メートル、3月28日=メイダン)は行きたいな、という話はしています」。まずは中東遠征。そこで結果が出るようなら、その先には「あこがれのレース」というケンタッキーダービーも視野に入ってきそうだ。【牛山基康】

◆パイロマンサー ▽父 パイロ▽母 セントリフュージ(ハードスパン)▽牡2▽馬主 ゴドルフィン▽調教師 吉村圭司(栗東)▽生産者 ダーレー・ジャパン・ファーム有限会社(北海道日高町)▽戦績 3戦3勝(うち地方1戦1勝)▽総獲得賞金 6094万3000円(うち地方4200万円)▽馬名の由来 火をつかった占いを行う人。父名より連想。