クラシックを目指して、名門友道厩舎から期待の1勝馬が続々と出陣する。
土曜京都のエルフィンS(L、芝1600メートル、7日)には厩舎ゆかりの良血アドマイヤシュラ(牝3)がエントリー。持ち前の根性でオークス3着の母アドマイヤミヤビの背中を追う。日曜京都のきさらぎ賞(G3、芝1800メートル、8日)には“6億円ホース”エムズビギン(牡3)、来週15日東京の共同通信杯(G3、芝1800メートル)には大器ラヴェニュー(牡3)もスタンバイしている。
◇ ◇ ◇
厩舎カラーの青紫に身を包んだ名門が、今年もクラシック戦線を席巻するか。将来有望な1勝馬たちが続々と登竜門に挑む。3歳G1だけで10勝を挙げる友道師は「それぞれタイプは違うけど、G1に出られれば」と期待を口にする。
ゆかりの良血アドマイヤシュラは牝馬の筆頭格として期待を背負う。17年オークス3着の母アドマイヤミヤビ、24年菊花賞3着の半兄アドマイヤテラなど、同じ厩舎で育った一族に比べると小柄。それでも、またがった誰もが「小さいけどしっかりしている」と口をそろえるという。
初戦では牡馬に混じって瞬発力勝負を制した。先週1月29日の1週前追い切りでは、坂井騎手を背にCウッドでラスト2ハロン11秒4-11秒1と伸びた。トレーナーは「根性がある。お母さんは穏やかだったけど、子供は気が荒い馬が多い。数字は変わってないけど、背や脚が伸びた気はする。小さい馬であまり回数を使いたくないので、ここで賞金を加算できれば」と青写真を描く。
牡馬も多士済々だ。セールで税込み6億円超の値をつけたエムズビギンはきさらぎ賞に出陣。「牧場でも(2歳の)夏までは順調でなかった。走るフォームの体が起きてきて良くなってきている」と伸びしろは十分だ。ホープフルSを熱発で取り消したラヴェニューも共同通信杯へ再調整されており「年末のようにいい動き。走りを見ていると中山より東京向きだと思う」と好走を見込む。
はたしてデイリー杯2歳S勝ち馬アドマイヤクワッズに続く有力候補が頭角を現すのか。友道厩舎が攻勢をかける2週間。目が離せない。【太田尚樹】

