日本ダービー初挑戦のホースマンに迫る連載「いざ初ダービー」第3回は、皐月賞5着フォルテアンジェロ(牡、上原佑)に騎乗の荻野極騎手(28)に迫る。栗東所属だが、23年秋から積極的に美浦で調教に騎乗。地道なアピールが実り、昨年は自己最多62勝をマークし、プライベートでは結婚も。11年目で夢舞台への切符をつかんだ。
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足で信頼を築いた。荻野極騎手は栗東所属の身だが、現在は主に美浦で調教騎乗を重ねる。昨年、美浦・鹿戸師の娘であるタレントの成瀬琴さんと結婚。東西をせわしなく行き来する多忙な日々を過ごし、今年は31勝(27日現在)で全国リーディング11位につける。「僕としては出来過ぎなくらい乗せてもらっています。本当にありがたいことだと思います」と謙虚に今をかみしめる。
道中でフォルテアンジェロに出会った。普段から調教に乗る上原佑厩舎の管理馬。皐月賞での初コンビが決まり、追い切り以外も付きっきりでまたがった。その前走は痛恨の出遅れ。内を回り、上がり最速33秒4の末脚で5着に押し上げた。「ちょうどその時だけタイミングが合わなくて。申し訳ない気持ちですが、力は発揮してくれました。今回も厩舎と一丸で取り組んでいます」と前を向く。
競馬学校では坂井騎手、藤田菜七子元騎手らと同期。22年にスプリンターズS(ジャンダルム)でG1勝利の経験もある。「ジョッキーをやっている以上、ダービーは乗りたいレース。引き続きチャンスをいただけて、本当にうれしいです。こういった馬に関わることができたのもご縁。わくわくしていますし、結果で恩返ししたいです」。念願の晴れ舞台で、信頼を深める。【桑原幹久】

