強気の競馬で3歳ダートの頂点に立った。2番人気のJRAフィンガー(牡、田中博)が2着に1馬身4分の1差で逃げ切り、羽田盃との2冠を達成した。勝ちタイムは2分4秒4。戸崎圭太騎手(45)は南関東限定の11年にクラーベセクレタで制して以来5勝目で、交流重賞となってからは初制覇、田中博康調教師(40)は初制覇となった。
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2冠目も自分の形を貫いた。「この馬の良さを引き出すにはタフな競馬がいいなと思っていたので、ハナには強気で行こうと思っていました」と鞍上。最初の直線、内でスタートを決めたロックターミガンが先頭に立っていたが、外から迫り、1コーナーまでに前に出た。「前半に出している分、落ち着いてはいないだろうなと思っていましたけど、それも予定通り。この馬のタフさを生かすレースはできたのかなと思っています」。前半の3ハロンが35秒1。向正面では3番手のリアライズグリントが置かれてしまうほどの流れだったが、それも計算ずく。直線に向くと1番人気シルバーレシオが猛然と追い上げてきたが「早々手応えは悪くなるけど、そこからのしぶとさがこの馬の持ち味かなと」と寄せ付けなかった。
デビューから3戦連続で2着。2歳時は勝ち上がれず、初勝利は3歳になってからの4戦目。だが、その後は上昇一途だ。田中博師は「力をつけているのは分かっていましたけど、ここまでくるとは」と2冠達成に驚く。「この子には大きな可能性を感じていますので、幅広い選択肢があると思っています」と師。10月7日大井のジャパンダートクラシック(Jpn1、ダート2000メートル)での3冠達成も含め、今後の視界は広がる一方だ。【牛山基康】
◆フィンガー▽父 ガンランナー▽母 エスティロタレントーソ(マクリーンズミュージック)▽牡3▽馬主 エムズレーシング▽調教師 田中博康(美浦)▽生産者 高橋フアーム(北海道新ひだか町)▽戦績 8戦4勝(うち地方4戦3勝)▽総獲得賞金 2億780万円(うち地方1億9450万円)▽主な勝ち鞍 26年ブルーバードカップ(Jpn3)、羽田盃(Jpn1)▽馬名の由来 手の指

