今週末はフランスのドーヴィル競馬場でジャックルマロワ賞(G1、芝直線1600メートル、16日)が行われる。日本馬は安田記念を制したシックスペンス(牡5、田中博)、シュトラウス(牡5、武井)の2頭が出走する。シックスペンスで挑む武豊騎手(57)は、18年ぶり6回目の参戦で初勝利を狙う。

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18年ぶりの参戦に、自然と口調に熱を帯びる。過去5回の最高成績は08年ナタゴラでの2着。今年は安田記念を制したシックスペンスとの参戦だ。「安田を勝った後、田中博師とも『行けたらいいね』と話していたので、参戦できて良かった」。田中博師が騎手時代、フランスで研修時に食事をした仲。「あの時にごちそうしておいて良かったなと思う」と笑う。

ドーヴィル競馬場は欧州初勝利(米国では89年に勝利)を挙げた思い出の地だ。90年にレジデントに騎乗し、モンカニジー賞を制した。「ドーヴィルは避暑地で、リゾート地で雰囲気が好き。夏のビッグレースに、久しぶりに乗れるのはうれしい」。過去5回は、94年スキーパラダイス(5着)、98年ミスベルベール(4着)、99年ウェイオブライト(4着)、02年ボウマン(6着)、08年ナタゴラ(2着)。スキーパラダイスは吉田善哉さん(後に吉田照哉さん)所有だが、すべてフランス調教馬。今回は初めて、日本調教馬で挑む。

パートナーへの期待も十分だ。「前走はしぶとかったし、力がある。海外は合いそうなイメージがある」。日本にはない直線の1600メートルにも「乗りやすい。コーナーとか枠順とか、あまり気にしなくていい」と不確定要素が減ることを前向きにとらえる。

先週末は英国アスコット競馬場でのシャーガーCに参戦し、2週連続で欧州のビッグレースに名を連ねる。98年タイキシャトル以来、2頭目となる日本馬の快挙へ。武豊が真夏の決戦に挑む。【高橋悟史】