今週から今年も札幌に来ています。朝の調教時間は
時折寒さも感じるくらいに涼しく、馬にも人にもいい環境です。強めの雨が降ることが結構多いので、週末の馬場状態は気になるところです。
先週はデビュー4年目の河原田菜々騎手(21=渡辺)の手綱さばきが光っていました。札幌競馬で土日3勝の固め打ち。差して2勝、先行策で1勝と馬の個性を引き出す騎乗で存在感を示しました。
個人的に特に鮮やかだったのが土曜7Rを勝ったミサビスケッツです。道中はインコースをロスなく立ち回り、4コーナーでスムーズに外へ出すとゴール前で逃げ馬をかわし去り同馬の末脚を最大限に引き出していました。
1週間で3勝をマークしたのは23年12月の中京競馬で1日3勝を挙げて以来およそ2年半ぶり。今年11勝目となり、年間13勝のキャリアハイ更新も目前に迫っています。
河原田騎手は「先週は人気馬が集まっていましたし、函館、札幌とたくさん攻め馬にも競馬にも乗せていただいて少し結果で応えられているかなと思います。依頼も増えてきているので頑張りたいです」とさらなる飛躍を目指します。
今年はキャリア初となる北海道シリーズへのフル参戦。4月からはおよそ2カ月間美浦に滞在し、新たな環境に身を置いて研さんに励んできました。「美浦滞在を経てたくさん美浦の馬に乗せていただいています。すごく身になりいい経験になりましたし、意味のある滞在だったと思います」と振り返っていました。
今週は土曜9鞍、日曜3鞍の計12鞍に騎乗します。特に土曜はチャンスのある馬も多くそろっています。
それぞれの騎乗馬の話は土曜付紙面のコーナー「北の注目騎手」で紹介したいと思っております。進化を止めない河原田騎手の手綱さばきに今週もどうぞご注目ください。【井上力心】

