船橋競馬場は実家から近く、2007年に人生で初めて足を運んだ競馬場だ。その日は日本テレビ盃当日。ただ、馬インフルエンザの影響でJRA勢の出走はなく、南関東所属馬のみのS3として実施された。
それから18年たった昨年、フォーエバーヤングが出走するとあり競馬記者として現地取材した。場内にはあふれんばかりのお客さんが集い、貴重な“生フォーエバーヤング”を拝んでいた。23年にはドバイワールドCを勝ったウシュバテソーロが制すなど、近年存在感が増している交流重賞だ。
今年は◎ミッキーファイトが主役を張る。【8・3・2・0】とデビューから1度も馬券圏内を外したことがなく、帝王賞連覇、JBCクラシック勝ちと地方実績も豊富。秋は米国遠征の目もあったが、年内は国内に専念。来年春はサウジC参戦を目標にしているそうで、日本テレビ盃→チャンピオンズCとサウジと同じ左回りの1800メートルに絞って使われる。それも「右回りより左回りに少し課題がある」から。細部まで詰めようと狙いを持ったローテーション。さすが田中博厩舎といえる。
さらに前走帝王賞は2着に1馬身4分の3馬身差をつけ完勝に見えたが、田中博師は「思い描いていたレースではなかった」と“不満”に口にしていた。それもレース直後から日本テレビ盃の直前まで。昨年の東京大賞典、今年のかしわ記念でともに2着に敗れたことから「最後まで走り切れていない」と田中博師は分析。前走は中団あたりに控えて、最後まで走り切ることをテーマにしたようだが、思いのほか先団につけられ、思いのほか早く抜け出してしまったそう。それも力が抜けていたからで、能力の高さの裏返しと言えるだろう。
今回もその課題に向き合うため、田中博師は中団あたりに控えることを示唆。「あくまで前哨戦という位置づけ」と強調していたが、相手を見る限り、やはりここは力が一枚も二枚も上。相手探しの一戦だ。
馬券は(7)ミッキーファイト→(4)カゼノランナー→(8)ロードクロンヌの3連単1点勝負だ。【桑原幹久】

