凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月4日=パリロンシャン)の枠順が現地時間の1日夜に確定した。メイショウタバル(牡5、石橋)は13番枠、アドマイヤテラ(牡5、友道)は12番枠に決定。連覇を狙う地元フランスのダリズ(牡4、F・グラファール)は5番枠に入った。連載「凱旋門賞ストーリーズ」5回目は、各陣営の感触を追った。【取材・構成=下村琴葉】

  ◇   ◇   ◇

先行馬の外枠、というとマイナスなイメージがある。ただ、メイショウタバル陣営にとっては、プラスの13番ゲートだった。武豊騎手は「結果は外めの方が出ているので、自分のペースで走りやすいんじゃないかなと。極端なことを言えば『一番外でもいいかな。16頭しかいないし』という話をしていたくらい」と大歓迎した。

宝塚記念は昨年が6枠12番、今年が8枠16番と外枠から連覇した。いかに自分のリズムで運べるかが鍵だ。石橋師は「与えられた枠でベストを尽くすだけ。あと2日あるが、しっかり調整して、いいレースを皆さんにお届けしたいと思う」と意気込んだ。レジェンドにも気合が入る。「とにかく楽しみ。世界で16人しか乗れないわけだし、自分の名前があるわけだから。メイショウさんの馬で、三嶋牧場の馬で、石橋さんの馬で挑めるのは特別」。格別な思いをもう一度かみしめて、勝負の日を待つ。

タバルは現地2日朝、リヨンの坂路で調整。石橋師は「馬場に出す時に脚元をチェックして、異常なし。木曜日に装蹄をやった。トレセンでは装蹄の時にやんちゃなところを見せているけど、こっちでは大丈夫だった。元気だけど落ち着いている」と様子を伝えた。(つづく)

 ◇ ◇ ◇

アドマイヤテラの12番枠について友道師は前向きな姿勢を示した。「枠番に関しては、当たった番号が一番いい枠番だと信じて競馬に臨みたいと思う。外枠だけど過去10年でも2頭勝っていますし、いい枠だったと思う。ここまで日本の関係者が挑戦してきてなかなか越えられなかった高い壁だが、アドマイヤテラが越えられればいいなと思っている」と力を込めた。

C・デムーロ騎手も「メイショウタバルの後を追いかけてレースができるので、いい枠ではないかと思う」とタバルの隣を歓迎した。馬は2日朝、ラモルレイ調教場で体を動かした。