医師に処方箋をもらった時、皆さんはジェネリック(後発)医薬品を選びますか。ジェネリック医薬品とは、簡単に言うと「先発医薬品と同じ効果・効能を持ち、より安価な医薬品」のことです。ジェネリックとは「一般的な」「包括的な」という意味です。

 メドピアの会員医師にアンケートしたところ、65%がジェネリックを飲むと回答しました。それぞれの見解を紹介します。

 ◆飲む

 ・人に勧めるからには、自分も服用します(50代男性、一般内科医)

 ・ジェネリックでも問題ない薬剤が増えている(40代男性、膠原=こうげん=病科医)

 ◆飲まない

 ・ジェネリックは、効果が安定していないから(50代男性、一般内科医)

 ・有効成分は同じでも、製剤設計が異なるので違う薬だと思う(50代男性、整形外科医)

 これは意見が分かれると思います。厚労省が推進しているジェネリック施策は医療費の削減を目的としたものです。ジェネリックにすれば薬代は安くなるので、患者さんにとってメリットがないわけでもありません。

 効能・効果に関する試験も十分に行われているので、主治医の先生と相談の上、使用していただくのは構わないと思います。

 ◆真鍋歩(まなべ・あゆむ)医師・医学博士。1984年(昭59)7月6日生まれ、東京都出身。日大医学部卒。専門は眼科。現在、日大病院眼科研究医員として臨床・研究に従事しながら、メドピアグループが提供するオンライン医療相談サービス「first call」運営に参画。自身も同サービスで健康相談に応じる。