カーリング女子で、日本のロコ・ソラーレが、開催国の中国に10-2で快勝して4連勝した。取材エリアで吉田知那美らが口にした「石の研磨」とは何なのか。98年長野五輪スキップ敦賀信人氏に聞いた。【取材・構成=益田一弘】
-日本は、平昌五輪で石の研磨を経験したことが生きた、とのことです。石の研磨とは何ですか?
敦賀氏 カーリングでは大会期間中にストーンを研磨(磨く)することがあります。五輪、世界選手権などの大きな国際大会で行われますが、国内の試合では一般的ではありません。
-その目的は
敦賀氏 石は使っていると、だんだん曲がり幅が小さくなります。五輪は男女が使うので、ストーンの使用率も高い。研磨することで曲がり幅が戻ります。
-曲がりを戻すほうがいいのですか?
石の曲がりが少ないリンクだと、実力差が出にくい。曲がるリンクのほうが力の差がはっきりします。
-研磨のタイミングは誰が決めるのですか?
大会の氷を管理するアイスメーカーが氷の状態を見て決めます。アイスメーカーにはこのぐらい曲がれば、選手にいいパフォーマンスをしてもらえる、という基準がある。それはアイスメーカーによって違います。曲がりが少なくなる→研磨をかける→いい試合を行ってもらう、ということを目的にしています。研磨をかけると石の動き、氷の状態が変わるので全チームに報告する義務があります。
-日本はそれを経験して、変化に敏感に反応したんですね。
敦賀氏 日本は、18年平昌五輪で大会途中の研磨が行われた後、1次リーグの出来はよくなかった。今回は今までの経験もあって、日本のほうが研磨をかけた時の氷の状態をよむことで勝っていました。




