前半戦が終わった北京オリンピック(五輪)について、日本選手団の伊東秀仁団長(60)と原田雅彦総監督(53)が13日、北京市内のメインメディアセンターで中間報告会見を行った。

フィギュアスケート男子で4位だったものの、転倒ながら世界初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)認定を受けた羽生結弦(27=ANA)について、原田総監督は「羽生選手は果敢に4回転アクセルへ挑戦しました。その姿は日本、世界へスポーツの魅力、大きな感動を与えたと思います」と称賛。もちろんメダリストにも敬意を表し「2年前のユース五輪で旗手を務めて(個人戦では)金メダリストとなった鍵山(優真)選手が銀メダルを獲得し、確実に若手が世界トップクラスの実力をつけています。宇野(昌磨)選手も2大会連続で安定して(銅)メダルを獲得。団体戦では総合力を発揮して初の(銅)メダル獲得と、後半戦に向けて女子も(ペアも)楽しみになってきています」と期待した。

日本は12日終了時点で10個(金2銀3銅5)のメダルを獲得。98年長野五輪に並び、過去最多の18年平昌五輪の計13個に迫る勢いで躍動している。【木下淳】