【パリ5日=佐藤成】日本オリンピック委員会(JOC)のTEAM JAPAN尾県貢団長(65)が5日、パリ市内でパリオリンピック(五輪)の中間記者会見に出席し、選手らへのSNSでの誹謗(ひぼう)中傷問題について言及した。
大会序盤から選手らに対するSNS上の誹謗(ひぼう)中傷が多く見られたことを受けて、JOCは1日に異例の声明を発表。尾県団長はその経緯について「東京オリンピックの際にこれに対する問題意識を強く持ちまして、JOCとしては選手を守るために今回のパリ大会の中では本当に素早く対応していきたいという考えを持っておりました。そして、その1つの対策として、やはり皆さんに、アスリートは一生懸命頑張っているんだということ、そして頑張っている姿を応援してもらいたいという強い気持ちを持ちましたので、いち早くこういった形でメッセージを出させていただきました」と説明した。
いくつかの競技に関して誹謗中傷があることを確認した上での対処だった。「戦いに対する評価をしてもらいたい。それ以外のところの誹謗中傷というのは、私たちとしても決して許されないという気持ちがあります」と考えを改めて明確に示した。さらに「負けたことに対しては評価がつきまとうのはいいんですけれども、それ以上の、それ以外のところの誹謗中傷というのはやめていただきたいと今も強い思いを持っております。今後も、誹謗中傷に対しては、私たちは厳正に対応してまいりたいと思います」と話した。
JOCは1日に「誹謗中傷などを拡散することなく、SNS等での投稿に際しては、マナーを守っていただきますよう改めてお願い申し上げます。なお、侮辱、脅迫などの行き過ぎた内容に対しては、警察への通報や法的措置も検討いたします」などとメッセージを掲出していた。



