【パリ=松本航】2大会ぶりの個人種目出場となった池江璃花子(24=横浜ゴム)が、57秒79で準決勝全体12位となり、28日(日本時間29日)の決勝進出を逃した。
前半は26秒36の3番手で入ったが、後半伸びきることができなかった。レース後は「頑張ってきた分が…、無駄だったのかなと…。そういうレースでした。最後は勝負の世界なので勝てなきゃ意味ないですし、自分の力を出し切れずに終わってしまった」と涙で言葉を詰まらせた。
この日の午前に行われた予選では最終4組で7着に入り、全体14位の57秒82で準決勝に進出。前半は6番手と出遅れ、巻き返しを図った後半も伸びず、自己ベスト56秒08まで1秒74、白血病から復帰後ベスト57秒03まで0秒79の記録となった。「やばい。落ちたかな」と覚悟したが、上位16人に滑り込み「もう1回…うまくいけば、あと2回(準決勝と決勝)泳げる。目標タイム(56秒中盤)を定めて、覚悟を持って頑張りたいです」と気持ちを切り替えていた。
今後はリレー種目の出場へ準備しながら、他の選手のサポートに回る。
「4年後、リベンジしに帰ってきたいと思います。来年で代表に入って10年になるので、ここであんまり気持ちが折れている姿を、みんなに見せているべきはない。まだ初日。自分ができることはないですけれど、チームのサポート、リレーも残っている。今日の100のバタフライの分は、平井選手に全部託して、明日頑張ってもらえたらと思います」
同組で泳いだ神奈川・日大藤沢高3年の平井瑞希(17=アリーナつきみ野SC)が、56秒80の全体7位で決勝進出。バタフライに懸ける思いは後輩に託した。



