五輪の魅力は、普段はあまり触れることの少ない世界に出合えることも1つ。馬術の中でも「総合馬術」はご存じですか? フィギュアスケートのような華麗さを競う「馬場馬術」、野山を駆け回る障害物競走の「クロスカントリー」、次々と障害を飛ぶ「障害飛越」の3種目で争う、まさに人馬のトライアスロンだ。

 その1つ、クロスカントリーの五輪コースが初公開され“試走”した。約6000メートル前後の丘陵地に約40の趣向を凝らした障害物は自然の中のモニュメントのよう。8日はクロスカントリーが実施。人馬の迫力を伝える最新鋭の放送技術も満載のため、ぜひご視聴あれ。

 ハイキング気分の取材は、コース内で馬が草を食べながらリラックスする姿も堪能。最高に癒やされた。地球の裏側でちょっと寝不足の五輪取材も“ウマ”くいきそうだ。【鎌田直秀】