東京五輪のマラソン・競歩に関する第11回実務者会議が19日、札幌市内で行われ、5月5日に開催するテストイベント「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」の一環として予定していた10キロの市民マラソンの中止を発表した。さらに沿道観戦の自粛を要請する方針を決めた。札幌市民の本番への機運を高めることを目的に、2500人の市民ランナーの参加を予定していたが、組織委員会の森泰夫大会運営局次長は「新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、見送ることにした」と説明した。

ハーフマラソンとエリート選手向けの10キロは実施する。男子の中村匠吾(富士通)や女子の前田穂南(天満屋)らマラソンの五輪代表に内定している5選手が出場を予定している。