男子スプリントの新田祐大(34)と深谷知広(30=ともに日本競輪選手会)は、準々決勝で敗退した。メダルを逃したものの、日本の東京オリンピック(五輪)出場枠1を獲得した。同種目の代表はケイリンの出場権もあるため、日本はケイリン2枠目を手にした。

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◆スプリント選考基準 代表選考は新田と深谷に絞られた。ケイリン同様、最初に20年世界選手権の日本人最高成績者、次に今季W杯で最高成績者を代表とする。さらに、ケイリンとスプリントでメダル獲得の可能性が同じ場合は、ケイリンを優先する方針。これは、スプリント出場者がケイリンにも出場できるため。今季W杯ケイリンでは新田が最高5位に入っている。一方、深谷はW杯のケイリンに出場していない。最終的にはトラック委員会の選考を経て、5月1日までに代表が決まる。