女子レーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は勝又桜(24=静岡)を紹介します。高校時代はチアリーディングで全国2位の成績を残しました。人なつっこい性格と天真らんまんな笑顔が印象的な彼女は、6月に浜名湖のフレッシュルーキー板橋侑我(23)と結婚。レーサーとして、さらなる成長を目指します。
-ボートレーサーを目指したきっかけは
勝又桜(以下勝又)
高校3年生の時に進路を迷っていて、そこで父から勧められました。ボートレースのことは全く知らなかったし、見たこともなかったのですが、やまと学校(現ボートレーサー養成所)を受験しました。
-他にどんな選択肢があったのか
勝又 チアリーディングを続けようかなって。Jリーグの清水エスパルスのチアリーダーのオーディションに受かっていたし、大学進学も考えたのですが、最終的にはレーサーを目指しました。
-チアリーディング以外のスポーツ歴は
勝又 中学時代は新体操をやっていました。柔軟性やバランス感覚はある方です。この柔軟性はレーサーにとってプラスに働いてくれています。
-デビューから6年目に突入。自身のレーススタイルは
勝又 1Mは基本、まくりにいきます。ただ、課題がたくさんあって…。走りに特徴がないので、ファンの方にとっては買いづらい選手かもしれません。考え過ぎる面があるので、直さないといけないですね。
-旦那様と出会ったきっかけは
勝又 彼は高校の後輩で、やまと学校に合格したときに、あいさつに来てくれたことです。どっちが先に好きになったかですか? 多分、向こうだったと思います(笑い)。
-結婚してから気持ちや意識に変化はあったか
勝又 もともと一緒に住んでいたので、変わってない気がします。でも、彼のレースは必ず見ているので、すごく勉強になってます。
-オフの日は何をしてる
勝又 ニケとヴィヴィという名前の猫を遊ぶことです。本当に癒やされますね。あとは旦那と買い物やホットヨガへ行くことが多いです。ホットヨガは最近、始めました。疲れが取れるし、体のメンテナンスにもいいですね。
-レーサーとしての目標は
勝又 身近なところでは、もっと貪欲に走ること。最後まであきらめることなく、上の着順を目指したいです。大きな目標は、優勝戦で先頭を走る景色を見たいですね。
-最後にボートレースの魅力を
勝又 男子と一緒に戦える数少ない競技ってことです。大変だけど、すごくやりがいを感じます。皆さんもレース場に見に来て欲しいと思います。
※次回は11月12日更新予定
◆勝又桜(かつまた・さくら)1995年(平7)3月17日、静岡県沼津市生まれ。加藤学園高を卒業後、114期生として14年5月10日に浜名湖一般戦でデビュー。昨年の獲得賞金は384万9000円。今年は240万5000円(10月7日現在)。154センチ、48キロ。血液型A。